オーストラリアのコロナ死亡が制御不能に。現在「26分間に1人がコロナで死亡」していると専門家

オーストラリアのコロナ死亡が制御不能に。現在「26分間に1人がコロナで死亡」していると専門家
https://ameblo.jp/ja-narisuto-x/entry-12787977962.html

”オーストラリアのコロナ死亡が制御不能に。現在「26分間に1人がコロナで死亡」していると専門家が指摘。他のあらゆる感染症も爆発的な蔓延”


死の波に覆われているオーストラリア。ワクチン接種率は、日本とほぼ同じ

さまざまな国の超過死亡について、よくふれさせていただくことがありますけれど、前回の以下の記事では、アイルランドの死亡数の増加が過去最大となっていることをご紹介させていただきました。


[記事] アイルランドの2022年12月からの死亡者数が同時期として過去最大の増加。葬儀は混乱し、政治家たちは「超過死亡の原因の調査」を求める
 地球の記録 2023年2月5日


このアイルランドの場合は、2022年12月1日から 2023年1月25日の約2ヵ月間の死亡数についてのものでしたが、全死因による死者に対してのコロナ死者数は、ほんの数パーセントとなっていました。


2022年12月1日から 2023年1月25日のアイルランドの死亡数


・全死亡数       9,718人

・そのうちのコロナ死  265人

rip.ie


その後知ったのですが、オーストラリアの「コロナ死亡」が大幅に増加していることが伝えられていました。

最初は、オーストラリアのウーロンゴン大学の教授であり、オーストラリア健康環境調査研究所のキャシー・イーガー博士の以下のようなツイートで知りました。


キャシー・イーガー教授のツイートより

オーストラリアでは現在、コロナによる死者が、26分ごとに 1人の割合として出ています。これが人口 2600万人の国で起きていることです。

2023年の最初の 34日間で 1,799人の死亡が報告されました。

これを、2020年全体を通してのコロナ死亡数である 910 人、あるいは、2021年全体のコロナ死の 1,319人と比較してみて下さい。

Prof Kathy Eagar






今年のオーストラリアは、

「最初の1ヶ月で、2020年全体と 2021年全体のコロナ死を上回っている」

のです。

オーストラリアの「累積」のコロナ死者数を見ますと、2022年の始め頃から急速に死者が増加していて、2023年になって、加速していることがわかります。

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なぜ、こんなにコロナ死が増加し続けているのかという「原因」はともかくとしても、なぜこのオーストラリアのコロナ死の増加が気になるかといいますと、

「日本とオーストラリアのワクチン接種率がきわめて似ている」

からです。


そして、もうひとつ気になるのは、

「南半球のオーストラリアは今は夏」

だということです。

今年のオーストラリアは、なかなか夏が来ない「寒い夏」が続いていましたけれど、それでも、季節として夏は夏です。

[記事] オーストラリアに「夏が来ない」:シドニーで過去140年間で最も寒い夏
 地球の記録 2023年1月12日

過去に一般的に言われていた「寒い時期にコロナ感染が拡大する」というような傾向は、すでにないと言えるようです。

これが示すところは、日本、あるいは韓国や台湾のように、現在コロナが沈静化している(と報じられている)国や地域でも、「今後はよくわからない」ということを意味しているのかもしれません。

現在の日本の報道は、「感染数が減少し続けている」ことだけを報じることが多いですが、それはオーストラリアも同じです。

感染確認数は過去最低値に近づいています。

しかし、死者数は過去最多です(1月26日に過去最多の 506人のコロナ死が報告されています)。

これがどういうことを示しているのかは何ともいえない部分がありますが、同じような「死の波」が、日本を含めた主要国各国に来ないと断言することは難しいのかもしれません。
オーストラリアの現在のコロナ死について報じていたメディア記事をご紹介させていただきます。


【オーストラリアでは、コロナにより、2023年の最初の3週間で、2020年全体より多くの人々の命を奪われた】
https://www.wsws.org/en/articles/2023/01/23/ttqb-j23.html

wsws.org 2023/01/22



新年の最初の 3週間で、オーストラリアは 1,059人の正式な COVID による死亡を記録し、最初の 3週間の集計は、それぞれ 271人、408人、380人だった。
オーストラリアのこの悲惨な死亡者数は、公式の感染統計よりもパンデミックの状態をより正確に示している。
2023年最初の 21日間で 1,059 人という死亡数は、パンデミックの最初の年である 2020年全体で報告された 909人の死亡者数をすでに大幅に上回っている。
2021年では全体で 1,330人の COVID による死亡があった。
昨年は、オーストラリアで約 14,780人の COVID による死者が出た。しかし、2022年の超過死亡者数は、直接的および間接的な犠牲者が 25,000人にも上った可能性があることを示している。
現在の週平均 353人の正式な COVIDによる死亡が 1年を通して維持された場合、2023年はこれまでで最も致命的なパンデミックの年となり、COVID に直接起因しない過剰な死亡を除いて、約 18,356人の命が失われる計算になる。
政府の人口センターが 2022年末に発表した年次報告書では、COVID による死亡者の増加がオーストラリアの平均余命の低下をもたらしたことが明らかになった。

この報告書では、2023年から 2024年にかけて平均余命が再び伸び始めると主張したが。しかし、すでに今年の傾向からは、これが幻想であることを示している。どちらかといえば、平均余命の低下はさらに激化するだろう。
ここ数週間の死亡者数の急激な増加により、オーストラリアの 1人当たりの累積死亡者数は、パンデミックのどの時点よりも高くなった。
Our World in Data がまとめた数字によると、1月21日の時点で、オーストラリアの累積死亡者数は 100万人あたり約 575人だった。これは、「集団免疫」プログラムのパイオニアの 1つである英国では約 506人であり、韓国 (515人)、カナダ (465人)、日本 (376人)など、大量死が発生している他の国よりも多い。

このオーストラリアの医療災害について、政治体制内で実質的な議論はされていない。
代わりに、戦時以外では見られなかった病気と死亡のレベルを正常化しながら、パンデミックを過去のものとして提示することに全体的な焦点が当てられている。

公式メディアが大量死に沈黙している中で、著名なコメンテーターのローラ・ティングル氏は週末に以下のように述べた。
「 COVIDは依然としてオーストラリア全土で大混乱を引き起こしていますが、政治的および医学的議論はパンデミックの疲れに屈したようです」




この記事は、国営のオーストラリア放送協会等によって発行された。
ティングル氏は、「 COVIDに関する政治的、さらに言えば医学的議論は、ほとんど隠されたように感じられる」と述べた。パンデミックの初期段階では当たり前だった、感染、入院、死亡に関する毎日の記者会見とデータ発表は、沈黙に取って代わられている。
また、ティングル氏は、より広範な長期的な健康への影響を指摘し、慢性疲労症候群とも似た長期の COVID 後遺症の認識を超えていることを指摘している。


ティングル氏は、以下のように記事に書いた。
「それは、心臓発作や脳卒中のより高いリスクと事象に関連しています。ある疫学者が今週、心臓を食い尽くし、脳を殺すとかなり率直に述べました」
明らかな点は、大手メディアは、COVID の正常化に関して、ほとんど中立ではないということだ。



メディアでは、経済の再開を積極的に推進し、すべての虚偽を正当化するために使用されている。これには、オーストラリアで最も多くの死者を出した株であるオミクロン株は「軽度」であり、ウイルスの拡散は免疫力を高め、この株は大きな健康問題を引き起こさず、パンデミックは間もなく終わるという主張が含まれている。

以下は最初のリンクよりご覧ください。

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